まだまだ先は見えず

COVID-19関連。

19日夜に専門家会議による記者会見がネット配信されていたのを見た。
状況分析・提言の文書も公開されている。

基本的な対応指針については、これまでに公表された専門家会議の見解で示されてきたものと特に変化はなさそうに見える。
現状分析については、かろうじて持ちこたえてはいるものの、だいぶ綱渡りの状態なのだなという印象を受けた。
特に、都市部で、クラスターへのリンクが追えないケースが増えているというのは不気味だ。まだまだ安心するにはほど遠い状況と受け止めた。

しかし、この記者会見の後、一斉休校要請解除の方針が政府から示されたり*1、桜が見ごろになったりしたこともあってか*2、この三連休で警戒が緩んできているのではないかとの指摘も、SNS等では見かけた(し、わたしもそう思った)。

警戒が緩んだとして、そのために今後、爆発的な感染拡大(オーバーシュート)が起こってしまうのか。
はたまたなんだかんだうまいこと感染拡大を抑えたまま、ピークカットにもっていくことができるのか。
ピークカットにもっていけたとして、またどこかでクラスターの発生が起こったりはしないのか。

今後、具体的にどういう経過をたどることになるかはさっぱり予測がつかないが、いずれにせよ、専門家会議の言うとおり、長期戦になることを覚悟しておくべきなのだろう。

前回、COVID-19についての記事を書いたのが、3月10日。
blog.ihatovo.com

その翌日の3月11日にWHOによるパンデミック宣言が出て*3、ほぼ2週間後の今に至るまで、世界中で感染拡大が続いている。

この間の各国政府の対応や状況の変化はめまぐるしく、予想もしなかったことが次々と起きている。
ほんとうに難しく、厄介な感染症だ。
人間そのものが試されているのではないかとすら思えてくる。
今のわたしにできることといえば手を洗って、騒がしい人混みを避けることくらいしかないのだけれども。

うちの子供はわりとインドアでも楽しめる人なので、stay at home体制でも快適に過ごしているようだが、ときどき広い公園で思いきり友達と遊んだ日などは、やはり特別にすっきりした顔をしている。