知財

特定侵害訴訟代理業務試験(通称:付記試験)合格しました

なんだその試験。 弁理士が、特定侵害訴訟の訴訟代理人になる資格を得るための、地味でマイナーな試験です。 これに合格した旨の「付記」を受けた弁理士は、弁護士と共同で特定侵害訴訟の訴訟代理人になることができます。 別に付記を受けなくても、補佐人と…

『花子とアン』の時代の翻訳にまつわる著作権事情

もらった本を気楽に翻訳して出版する花子、それでよかったの? NHKで放映中の朝の連続テレビ小説『花子とアン』は、タイトルのとおり、『赤毛のアン』の翻訳者として知られる村岡花子氏の生涯を題材としたドラマです。 先週、ついに花子が『赤毛のアン』の原…

STAP細胞と特許

STAP細胞の話題に関連して、東京大学の伊東乾先生が、以下のようなツイートをしていらっしゃいました。 http://twitter.com/itokenstein/status/458170118107697152 http://twitter.com/itokenstein/status/458175567733354496 伊東先生が気になっていらっし…

弁理士にできること

今日、7月1日は、「弁理士の日」です。 今年も @benrishikoza さんにお声をかけていただき、弁理士の日記念企画に参加させていただいております。 ……と、言っても、実はワタクシ、弁理士試験の論文式筆記試験をあさってに控えている身だったりして……いいの…

弁理士の日

今日は、「弁理士の日」です。 というわけで、弁理士を目指すわたしも、このイベントにのっかってみます! http://twitter.com/benrishikoza/status/17384634615 まだ資格をもっていないので、「わたしはなぜ弁理士になろうとしているのか」についても書いて…

「官僚たちの夏」と高度経済成長期の知財観

城山三郎原作の小説「官僚たちの夏」がTVドラマ化され、話題を呼んでいます。 高度経済成長期を支えた通産省官僚たちの物語で、熱い男たちの仕事ぶりが、地上の星のごとく輝いています。 ちなみに、私の弱点は「何かに熱中している男性」であることを告白…

医療関連発明に関する議論

少し前のことだが、 手術・投薬方法を特許に 政府検討、法改正の柱に 政府は先端医療の競争力強化に向け、診断や治療などの「手法」も特許として認める方向で検討に入った。 というニュースが3月17日の日経新聞夕刊に出て、知財関係の人たちが仰天した。 …

弁理士試験(短答式筆記試験)を受けてきました

さる5月24日(私の33歳の誕生日)、弁理士試験の短答式筆記試験を受験してきました。 自己採点の結果、今年の合格は無理っぽいなあ、という感触でした。 勉強時間がなかなか取れなかったので、ある程度予想はついていたことでしたが、来年の試験までま…

全文翻訳は適法か

先頃、村上春樹氏がイスラエルの文学賞である「エルサレム賞」を受け、その受賞スピーチが注目を集めました。日本の各紙を含めて多くの報道機関が部分的な引用のみにとどまった中、イスラエルのHaaretz紙のみが、氏のスピーチの全文を掲載しました。 これを…

弁理士試験対策(追記あり)

モチベーションアップ&情報インプットを目的として、勉強メモをtumblr(プライベートモード)につぶやいていくことにしました。 ネット大好きな自分の習性を利用し、tumblrにアップしたいという欲望と、誰かが見ているからアップしなくちゃというプレッシャ…

特許と科学

5号館のつぶやきの「オカルト特許申請」 アマチュアサイエンティスト「進ぬ!○トン発明家」「トンデモ発明考」あたりの話題について 時間がないので、とりいそぎメモで。 OKだと思うこと 《出願する権利》 どんな内容についても、法定の方式さえ満たすの…