久しぶりにゆっくり本郷を歩いてみたら、予期していたよりもずっとたくさん思い出がぽろぽろしてしまったことですよ。
「(いくら思い出いっぱいとはいえ、そんなにアグレッシブに自己開示してもな……)」と控えめに書いた第一稿を送ったところ、編集者さんに「あっさりしすぎです!」と優しくお叱りをいただき、おそるおそるあれこれ加筆したのでした。
読んでくださって、散歩ばかりしていてなんだコイツ……と思われた向きもありましょうが(実際そのとおりなのですが)、逍遥学派の昔から、散歩と学問(哲学)は切っても切れない関係なのです! と言い訳をしておきます。
記事では触れなかった思い出のお店と言えば「やきとり 白糸」。
たくさんの学生・元学生たちに惜しまれつつ、今年の春に閉店してしまいました。
blog.ihatovo.com
カフェテラス本郷(通称:カフェ本)もなくなってしまいましたね。
昔とくらべて、ずいぶんお店も入れ替わりました。
本郷の街を歩く学生たちも、毎年のように入れ替わっているでしょう。
それでも変わらないなつかしい空気のようなものが、本郷には残っています。
そんな空気に背中を押されて、よし、私は私の道を進んでいこう、と前向きな気持ちになることができました。
たったひとりのホームカミングデイも悪くないものです。