ついに産休

昨日で、1年間の産休・育休に入った。休んでも、休んでも、休んでも、まだ休み。これはすごいことだ。どうしよう。何しよう?


そうだ。もう、寝不足の重い体を引きずって、片道1時間かけて会社へ行かなくてもよい。つらくなったらいつでも横になれる。夫の帰りが遅くなっても、翌日の仕事を考えてイライラしないで済む。きっと、いつもニコニコのかわいい奥さんになれるに違いない♪


昨日はまた、4月1日付けで異動になる方々も次々挨拶にいらした。いつも励ましてくれた開発部の課長もその一人。そして、また温かい言葉を下さった。

「現場」「製作」を担っている人たちは、我々研究部門を見下す傾向があるが、この課長は違う。彼と話すと、「よし、喜んでもらえるようにがんばろう!」という気になれるのだ。

悲しいかな、会社には課長のような人ばかりではない。研究者たちは商品のこと、販売のことを懸命に考えているのに、なぜか「現場」の人たちは研究を理解しようとはしない。でも、愚痴っても仕方ない。彼らに研究の価値を伝える努力を、地道に続けていくしかないのだ。彼らを納得させられなければ、お客様に伝わるはずがないのだから。

・・・アカデミックの研究も同じなんじゃないかなあ。国民全体を顧客と考える視点が欠けている気がする。


「よく頑張ったね」「元気な赤ちゃんを産んでね」「早く戻っておいで」という声をたくさんいただき、ゆっくりと会社を後にした。ずっとほしかった言葉をふんだんにかけてもらえることは、なんという幸せだろう。

正確には、4月中にあと1日だけ出社して、新入社員さんに引継ぎをすることになっている。どんな人が入ってくるのかな? 楽しみだ。