昨日の朝、丸の内線に乗っていたら、突然、隣に座っていたオバさん(おばあさん?)が話しかけてきた。
「ねえ、ちょっと! アナタ!」
びっくりして振り向いたら、
「ねえアナタ、東上線から来たでしょ」
とおっしゃる。
確かにそうだ。
「アタシずっとあなたの近くに座ってたのよ。おぼえてない?」
うーむ。おぼえていない。
たまたま、めずらしくも憂いに沈んでいたし。
「このTシャツがなんだか目に留まったのよねえ」
・・・そう引っ張らないでいただきたい。安物なんだし。
しかたないので、「東上線はどちらなんですか?」と話をふった。
オバさんは嬉々として、「鶴ヶ島」と答える。
・・・遠いではないか! なんで普通電車に乗っていたのだろう。
「今日はどちらへ?」と聞いてみると、銀座だという。
「お買い物ですか?」と聞いたらば(私もヒトがいい)、
「違うのよぉ、銀座で乗り換えて、日比谷へ行くの」
「日比谷」
「宝塚よぉ」
なるほど、それで気分が高揚しているわけね。
「あら~、いいですねえ」と相づちを打つと、エンエン、おしゃべりが始まった。
本郷三丁目まで相手をして、降りる。
思いかえせば、私は老人に比較的ウケがいい。
以前、三四郎池のほとりで本を読んでいたときも、
うちの病院に入院しているおじいさんに声をかけられた。
そのときも、誰も見舞に来てくれないだのという話に、30分くらいつきあったおぼえがある。
しかし、有用な若い男性に声をかけられたおぼえは、皆無に近い。
それでも、私が老人ホームに入ったらば、今はカッコつけてる男の人たちも、声をかけてくるかもしれぬ。
そのときは、ツンとしてふってやるんだも~ん、と思うが、考えてみればそれもむなしいなあ。
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本日のサッカー
院生会主催のサッカー(フットサル)大会が行われた。
途中まで観戦。
好ましき殿方が、スポーツをやっている姿を眺めるというのも、なかなかにしてよいものだ。
ここでバイトに行かなければならないのが残念。