大雪

関東地方は、たいへんな雪だ。ついに警報も出たらしい(2:44分現在)。
お昼には雨になるという予報もどこへやら。冗談はよし子さんレベルにじゃかすか降っている。

今日は、前々から楽しみにしていた飲み会(=合コン)なので、気合いを入れてスカートをはいてみた。
しかし、足場が悪いので、とりあえずスニーカーを履いて、ハイヒールを持って出かけた。

それにしてもよく降る。
わが地元・板橋区前野町では、人通りも少なく、あたり一面真っ白。
しーんとしている。
第4土曜なので、子どもが何人か遊びに出ている。
手すりとか塀に積もった雪って、なぜか落としたくなるものだが、彼らは本能に従って、かたっぱしからかきおとしている。
おねいさんも負けずに、人目がなくなったところで、すばやく柵の上に積もった雪を落としてみた。

こんな日に出かける大バカモノは私くらいかと思ったら、池袋へ向かう東上線は人でいっぱい。みんな興奮しておしゃべりをしている。
大バカモノだらけでうれしくなる。

電車の中の子どもは、座席に膝立ちになって窓に向かう、お決まりのポーズ。
「ねえ見て! 木が雪になっちゃってるよ!」
それは、木に雪が積もっている、と表現するのだが、木が雪になってる、のほうが実感がこもっている。
子どもは詩人だ。

本郷に着いて歩くうちに、寒さと足場の悪さに耐えきれなくなった。
本郷通りのマルセイユ靴店の店先をのぞくと、完全防水のブーツをたくさん売っている。
しかも安い。
お店のおじちゃんに、小さいサイズのを出してもらうと、これがぴったり。
足首も暖かく、脱ぐ気になれなくなった。
というわけで、お嬢さま、3900円の防水ショートブーツお買い上げ。

研究室に着いてみると、誰もいない。
理学部2号館の大バカモノ率は低いようだ。そうでもないと思っていたんだけど。

今日の実験では「室温」での反応を行う。が、今の環境は、とうてい常識的な室温ではない。まずは部屋をあたためて、それから始めることにする。
ついでに自分の体もあたためないといけないので、お茶をいれる。

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本日の細胞

COS-1細胞という細胞に、遺伝子を導入する。
今回は、細胞への毒性も低く、多量に導入できる方法を採る。
細胞膜と同じ成分の人工的な膜にDNAを結合させて、それを細胞に取り込ませるやり方だ。

たくさん遺伝子を発現してね♪