最近、論文や学会発表の要旨を書いていると、どんどんハマっていく自分がいる。
白状すると、ほんのちょっと前(修論を書いているころ)までは、
なかなか「自分の」文章がかけなかった。
HPに書く文章や、アルバイトで書く高校生向けの科学エッセイのようなものなら
さらさらと筆が走るのに、本来の自分の仕事である論文が、どうして書けなかったのか。
まず、研究内容そのものが、自分のものとして納得がいっていなかった、ということがある。
そもそも修士課程に入学した当初、私は別のテーマに興味を持っていた。
やむを得ない事情から、途中でテーマを切り替えて現在に至っている。
ゆったりとした視野で見れば、私のこだわりなどは、ひとつの大きなテーマの中に入ってしまう。
そのことに気づくまで、ずいぶん長いことかかった。
気づくべきことはまだまだたくさんあるんだろうけど、とりあえずは、進歩。
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本日の細胞:
やっとよい血清が手に入ったので、培養を再開。
さあ、一気に働くぞ!
本日の笑声:
私の席は、中庭に面した窓際。
小講義室で飲み会なんぞが開かれていると、
そこでの楽しそうな談笑の模様が丸聞こえである。
今日は、細胞生理化学研究室に新たに着任なさったK先生と、メンバーの顔合わせのようだ。