文献のはなし

今日は、参考文献を集めたり、実験の考察をし直したり、の日。

たまに一気にこういうことをやらないと、なかなか「お勉強」をしないのは悪いクセ。
われらがP先生は、実験とお勉強を常に両立させられるという、驚嘆すべき能力をおもちだ。
しかも、その勉強量と整理の能力がハンパじゃない。
先生の10分の1でも追いつかなくては。

異業種の方向けに・・・

私たちは、おのおの興味のおもむくところの研究をしているわけだが、
その研究の成果は、ひとつの論文にまとめ、専門の雑誌に投稿し、
掲載された時点で初めて、業績として認められる。

論文を書いてナンボ、というやつだ。

自分の研究を進めるにあたっては、もちろん先人の業績を参考にする。
最新の研究成果も知りたい。
したがって、過去から現在に出版された、大量の論文を読む必要がある。

大学などの各研究機関では、さまざまな専門誌を購入し、図書館(室)においている。
私たちが日常的にとる行動は、あるテーマについて、どんな論文が書かれているかを調べ、
その論文を図書館で探してコピーし、読む、というものだ。

さて、私は、図書館で古い雑誌を見るのが好きだ。
文章が格調高いし、なにかとおもしろい記事がある。
1918年のGeneticsには、なんと、「メス化されたオスの鳥」という話が載っていた。

内分泌を学ぶものとしては、実に興味深い。
今度ゆっくり読もうっと。