トライ・アンド・エラー

ほとんどひとりごと。

RI(放射性同位元素)を使って測定をしているのだが、差が出るべきところに出ないため、悩んでいた。
先生に相談したら、ばらつきの大きさを指摘された。
一定量加えるべきRIの量の、誤差が大きいのだ。
(一定量になっていないということ)
そのため、結果に出るべき差が、スタート地点の誤差の中に隠れてしまっている可能性がある。

ここで反省。

私は、そのばらつきを、そこまで致命的に大きいとは思っていなかった。
結果には、少なくとも1ケタ以上の差が出ると思いこんでいたので、
最初に入れるRIの量の誤差は、それより小さければいいと思っていたのだ。
だから操作が粗くなった、というのはよくない態度で、いつも最高の精度で実験をしなくてはいけない。

この実験は、対象とするリセプターの種類によって、差の出かたがぜんぜん違うらしい。
ちいさなちいさな差を、なんとか感度よく検出しなくてはいけない場合もあるようだ。

とにかく初めてやる実験なので、パブリッシュされた論文には書いていないことで、知りたい要素がたくさんある。
ひとりでもがいていたが、ラチがあかない。
忙しい先生にせっついて、先生の若かりしころの実験ノートをひっぱりだしていただき、論文には載せない生データを見る。

なんだ、けっこう差が出るんじゃん。
と思ったら、完全に確立された実験系をつかって、最高の環境でやるとそうなるんだとか。
「みんな、こーんなことや、あーんなことに注意しながら、たいへんな思いをして差を取るんですよ」

・・・それを早く言って~!!!

なにかを立ち上げ、確立するって、たいへんなのね。
それにしても、思いこみってこわい。

明日使う細胞は調子もいいし、準備もきちんとした。
先生もついて見てくださると言うし、今夜はよく寝て、万全の姿勢で臨もう。

このGnRH受容体を使った測定の系を確立さえすれば、あとはルーティーン・ワークだ。
ここを乗り越えればいいのだ。

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本日の携帯電話

4年生のEくんが、「学生半額」につられてauの携帯電話にかえた。
もちろん、EzWebでインターネットおよびEメールができる。
ついては、なんかいいメールアドレスないっすか、と聞くので、私が考えたアカウント名。

1・i-mode
2・docomo
3・GnRHR

心の曲がった人間はいるもので、1番と2番はすでに使われていた。

3番は、まずすんなり取れてしまうだろうから、こわくて確かめられません、という気弱なEくん。
結局、どんなアカウント名が取れたのかな?