ストリート・パフォーマンス

先日、友人と渋谷でお茶を飲んでいて驚いた。
全身を銀色のボディースーツに包んで、サングラスをかけ、小脇にスケッチブックを抱えた男性が
無表情に窓の外を走っていったのだ。

通りを走り抜けたと思ったら、今度は、コマ送りのようにゆっくりした動きでもどってきた。
人が集まってくると、そちらのほうにアクションをしたりする。
わけがわからないなりに、目が離せない。

有名なストリート・パフォーマンスグループの一員らしい。

あのスケッチブックはなんだろうね、と話していたら、
彼はおもむろにそれをぱらぱらやりはじめた。

「愛って何」
「あけまして」

など、?な言葉が一枚一枚に書いてある。
それでメッセージを伝えるらしい。

疑問がいくつか。
・どこで着替えるのだろう。
・何をして働いているのだろう。
・働いているときは、どんな顔をしているのだろう。

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さらに先日、東武東上線に乗り込んだら、隣に座っている男性が、大量の和紙を膝に乗せ、
一心に筆で何か書いている。
相田みつをのような、326のような、わりと説教臭い「ポエム」だ。

これが噂の路上詩人のヒトだろうか。
心の弱った、誰かに叱ってほしい若者たちが、買っていったりするのだろうか。

一枚ください、とはついに言い出せないまま、電車が池袋に着くまで、横目でちらちら見てしまった。
ほかの乗客たちは、みんな知らん顔をしていた。
さすが東京。

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本日の細胞

実験失敗の原因は、私の操作の荒さにあるようだ。
もしかしたら、チョーさんでもいけてたかも。

それにしても、謎な結果が出てしまった。
・・・明日考えよう。