旅の始まり
3月の終わり、二泊三日でのんびり島根半島を一周してきました。
きっかけは、水木しげるさんと荒俣宏さんという最強コンビが出雲を巡る、異色の(異世界の?)旅番組「水木しげる93歳の探検記~妖怪と暮らした出雲国~/山陰放送」を見たことです。
水木さんが生まれた鳥取県の境港から、堺水道を渡って向かい側の島根半島を訪れ、幼いころの水木さんとのんのんばあとの思い出をたどる旅。
子供のころも今も妖怪大好き、水木さん大好きな私には、たまらないおもしろさでした。
実は父が島根県の出身なのですが、そういえば島根半島の東のほうはよく知らないな、フハッ、これは行ってみたいナ! というわけで、行ってきましたよ!
一日目(境港→水木しげるロード→美保関)
出発もゆっくり、12時35分羽田発の飛行機で、13時55分に米子鬼太郎空港着。
レンタカーを借りて、まずは水木しげるロードを目指します。20分くらい走って……
来たぞ! 近くの駐車場に車を置いて、お散歩開始。
お店というお店が妖怪にまみれてる。もちろん、妖怪ブロンズ像もたくさん。
足元を見ても
いるね。
ATMの注意喚起も行き届いてる。
子供は妖怪スタンプラリーに夢中、大人は焼き立てのおせんべいなど食べ歩きつつ、水木しげる記念館へ。
水木さんがこれまで描かれた膨大な漫画のうち、いくつかの漫画を試し読みできるコーナーが楽しかったです。
お庭はどこかにつながっているらしい。
記念館を出て、おみやげを物色しつつ、来た道をぶらぶら戻ります。
水木しげるロードを一本外れると、そこはすぐ堺水道。
さて、向かい側の島根県に渡りますよ。目的地は、半島の東端、美保関です。
水木さんと荒俣さんは船で渡っていらっしゃいましたが、私たちは車で一気に渡ります。
そして、海沿いの一本道をのんびり走りながら、宿泊先の美保館を目指します。
夕方5時半前には到着。静かな港町です。
夕食前に、ちょっとお散歩してみましょう。
宿のすぐ近くには、事代主神(ことしろぬしのかみ。えびす様)をおまつりしている美保神社があります。
事代主神は、出雲大社の祭神・大国主命(おおくにぬしのみこと。大黒様)の子供にあたります。美保神社と出雲大社の両方に「両参り」することで、ご利益が倍増するのだとか。
美保神社を出て、すぐの道を一本入ると、そこは「青石畳通り」。
江戸時代の昔から北前船の寄港地として栄えた歓楽街の雰囲気を、静かに湛えています。この石畳は、雨に濡れると青く光って美しいのだそうです。
明治時代にここを訪れた、数多くの文人墨客の歌碑や句碑も残されています。
こちらは、だいぶやる気が少なめな感じのおふたり。
宿に戻って、ゆっくりとお風呂につかり、海の幸満載のお夕食をいただいて、早々と就寝しました。
翌日は、美保関灯台から出雲大社を目指します。
二日目につづく。