年の瀬 パートII

水回りの掃除というのは楽しい。

母とスーパーに買い物に出かけて、ついつい、これも便利そう、あれもよさそう、と買い込んでしまった。
その中で「お父さん、出番ですよ」という商品名のスポンジが、なかなかスグレモノであった。
水で濡らしてこするだけで、浴槽や洗面台がきれいになる。特殊加工の表面が、キッチリ汚れをつかむらしい。
ある程度の力はいるものの、ホーローの洗面台は、ぴかぴかになった。
調子に乗って使っていたら、洗浄力が落ちた。わりに寿命は短いようだ。

風呂釜洗いのジ○バも使用。
湯垢が出なくなるまですすぐのが、けっこうたいへん。
よく箱を見たら、「月一回使用」とあるではないか。
「日」が「月」に、「月」が「年」になるのはメンテナンスの常だが、来世紀からは改めねば。

カビ取りも同様。
パッキンに食い込んだ黒カビが、ちっとも取れない。
ほんとに、真菌というのは、研究室でも家庭でも、やなやつである。

それにしても、水回りの掃除というのは、水遊びみたいで実に楽しい。

さて、掃除機をかけて、紅白を見ようか。

      • -

みなさま、本年もお世話になりました。
きたる新世紀が、すばらしいものになりますように。
悲しいことが、少しでも減りますように。
楽しいことが、ひとつでも多く増えますように。

さまざまな願いをこめて、20世紀中の更新を終えます。

よいお年を。