疑似科学の問題とは、畢竟、サイエンス・コミュニケーションの問題かもしれない。
という植木さんの指摘に関連して、以下余談。
サイエンス・コミュニケーションに深く興味をもつ私だが、大上段にふりかぶった「啓蒙」「伝道」は虫酸が走る。
ただ、「ねえねえ、こんなことがあるみたいよ」「こんなふうに考えたらおもしろいかも」というようなおしゃべりを、もっと多くの人と共有してみたいだけなのだ。
しかし、これがなかなか難しい。
「正統」科学を追求すると、ついついわかりやすさとおもしろさが後回しになり、さりとて疑似科学になっては困る。
「正統」科学でメシを食っていると、科学のおいしいところを上手につまみぐいするジャーナリズムの方々がうらやましくなることもある。
さてさて。どうしたもんでしょうかね。
「正統」科学の方法を知った上で、疑似科学を観察しておもしろがる。と学会の方たちが、一番おいしく、科学を楽しんでいるのかもしれない。
人気blogランキングへ ←よろしければ応援クリックお願いいたします☆