明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
昨日は有休をいただいたので、今日から仕事始め。簡単な仕事をひとつ片づけて、ちんたらと正月ボケのリハビリ中。
就職して初めての長期休暇(一週間)の備忘録を。
《29日》
朝から大雪。家を出たくないなあと思いながら、NHKの「天花」総集編をぐだぐだと見る。一週間分の荷造りと部屋の掃除をよいしょよいしょと片づける。
午後2時半、やっと重い腰を上げて職場へ。虫の世話の合間に交通情報を調べると、50キロ規制はかかっているものの、まだチェーン規制や通行止めはない。雪がますます激しく降りしきる中、同僚の心配を背に、ノーマルタイヤで常磐道に乗り出した。
入り口のカーブで、けっこう滑るのを実感。気合いを入れてハンドルを握り直し、いざ出陣。外はどんどん冷えてきており、エアコンの風をガンガンに当てても、窓の上の方は曇ったままだ。左車線を60~70キロくらいで慎重に走っていると、普段とは景色が変わって見えて、ふと不思議な気持ちになる。ワイパーを忙しなく動かしていると、窓の端にどんどん雪が溜まる。・・・うう、寒そう。
ようやく利根川を越えてほっとする間もなく、三郷料金所からジャンクションまでが渋滞。まあ、ここはいつものことだけど、途中でハザード点けて停まってる車もいたりして、非常事態らしさ満点。
外環はスムーズに流れ、和光で降りて、やっと安心する。茨城に比べると、東京はずいぶんと雪が少ない。実家について一服してから、「車で帰ってきた」と夫氏に連絡を入れたら、ものすごくびっくりされた。(叱られはしなかった。「嵐とか好きだもんね」とのこと。良くわかっていらっしゃる)
《30日》
ピンクグレーの紬のしつけ糸を抜いて、いよいよ袖を通す。浅草のお店に、引き出物の代金を支払いに行くついでに、着物で散歩と洒落込む算段。久しぶりの着付けに、手が慣れなくて時間がかかってしまった。
白地にキリム風織柄の紬の帯を合わせたのだが、よく締まる帯でちょっと苦しい。浅草のお店では、おじさんが「奥さんらしくなったねえ」と言ってくれた。それでも、最近の着物流行りで、さほど着物姿が珍しくなくなったのか、仲見世通りを歩いていても、ちっとも注目されずに残念。
銀座に移動し、指輪を受け取った後、お気に入りの居酒屋さんへ。「お着物の方には、ファーストドリンクサービスいたします。お連れ様もどうぞ」と言われてびっくり、にこにこ。お連れ様はすこぶる喜んでいた。お酌をして、こんなに喜ばれたのも初めてだ。和服が弱点とは、やはり日本男児であるのぅ。
《31日》
だらだらと過ごす。紅白と「最強のネタ芸人」とK-1を行ったり来たり。初めて「マツケンサンバ」を最初から最後まで聴いた。後半、息が上がっていたのが、ちとかわいそう。暴れん坊将軍も年かしら。
おそばをいただきつつワイン。
《1日》
ひたすら家族で飲んだくれる。
《2日》
朱色の江戸小紋の仕付を抜き、今日は夫の実家を訪問。さすがに柔らかものは滑りが良い。30日に紬を着たときがちょっと苦しかったので、今回は楽に着付けてみた。一日着ていても崩れず、大成功。このくらいにすればいいのね。
まだ雪がけっこう残っているので、足場には気を遣う。向こうの最寄り駅につくと、夫もなんと紬のお対で迎えに来ていた。ほほう。なかなかのものではないか。さすがお母さまのお見立て。角帯はKENZOで、若々しく決まっている。
帰省していた弟さんと初顔合わせ。お母さま心づくしのおせちをいただき、大吟醸もいただき、お話も弾み、大満足で帰宅。
着物も「良く着られているわよ」と言っていただき、ほっとする。やはり値段は正直で、今日の江戸小紋は周囲の評判が非常によい。
《3日》
今日は彼が我が家へ。ふぐ鍋の予定を伝えて、洋服で来てもらう。(それでも出かける前に、お母さまからの服装チェックが入り、着替えさせられたらしい。道理でセンスがいいと思った)
大量のふぐと、つまみがわりのおせち、それにワインとビールで、すっかりいい気持ちになる。彼も今日はリラックスして、良く食べ、良く話していた。よかった、よかった。