逢いたくなった時に君はここにいない

サザンの名曲ではなく、私の文房具の話である。

穴あけパンチや計算機といったお道具が、なぜか、必要なときに見あたらないのが私の机。
確かにさっきまで使っていたのに、私の手は、まだあなたのぬくもりをおぼえているのに、どうしても見あたらないのだ。

山と積まれた論文をひっくりかえしてやっと見つけたり、実験机の上にいるのを呼び戻したり、と毎回、多大なる労力を必要とする。

お願いだから、いつも私のそばにいて。
もう、私の気まぐれで追いやったり、乱暴に扱ったりしないから。
・・・と、毎回誓うのだが、すぐにいとしの君はいなくなる。

RIで標識するか。