寒い朝のゴミ出し

まともなお勤めの方々は、なんの苦もなく、出がけにゴミを持って出ればよい。

やくざな商売の私は、出勤時間とゴミ収集車が来る時間にタイムラグがある。
家を出るのが9時過ぎ。ゴミ収集車が来るのは8時過ぎ。
したがって、寒い朝は、ゴミ出しに行くのにけっこうな勇気と決意がいる。

(心の叫び)

  • これがなければなあ、もうちょっと、パジャマのままでぐだぐだできるのになあ。

そんな弱い心をケッとばすべく、私がゴミ出しの際にしていること。
それは、駆け足である。
(あまりゴミが重くないときに限る)

マンションのエレベーターに乗っているときから、軽く飛び跳ねるなどして、準備運動をする。
(同乗者がいないときに限る)
(ほんとうは、危険なのでエレベーターの中で暴れてはいけない)

降りた瞬間、左右の安全を確かめて、エイッと走り出す。

ゴミ集積所に着くころには、血行がよくなり、だらけた体がなんとか締まって、
出がけのぐだぐだがウソのよう。
向こう三軒両隣のおばさま方にも、笑顔でご挨拶できるというものだ。
(それにしても、なぜ、おじさま方はあんなにむっつりしてるんだろう)

家に戻った後のコーヒーもおいしい。
寒い朝のゴミ出しが苦になる方は、お試しあれ。