腸内環境整備

色気のない話題が続いて恐縮至極。


多くの妊婦が便秘に悩まされるというが、私も例外ではない。と言っても、二日も三日も続けて、というほどひどくはないのだが、もともとそちら方面にかけては優等生であったため、妊娠してからの成績にはかなり不満であった。

それほど食物繊維が不足した食生活を送っているとも思えないし、プルーンを意識的に摂食しても大して変わらず。むむーん、と悩んでいたのだが、大切なことを忘れていた。乳業メーカーに勤めているにも関わらず、腸内細菌への思いやりが欠けていたのだ。

思いやり、それはオリゴ糖


ビフィズス菌オリゴ糖が大好きで、これを食べるとあっという間に増殖する。食品からオリゴ糖を摂るには、たまねぎやごぼうなどがいいけど、なかなか毎日大量には摂取できない。というわけで、手っ取り早く液状オリゴ糖を買ってきた。また、いつも料理に使っていたきび砂糖を甜菜糖にチェンジ。甜菜からつくる砂糖には、オリゴ糖が多く含まれているのだ。カロリーも低いので一石二鳥。

朝食べるプレーンヨーグルトにオリゴ糖をかけ、おかずの煮物などには甜菜糖を使用。これが効いた。すばらしく効いた。


ちなみに、発酵乳から摂取した乳酸菌のほとんどは、永久に腸に棲みつくことはほとんどないが、もとからいるビフィズス菌が増えやすい環境を整える役割などを果たしてくれる。最近は各乳業メーカーが、かなり長く腸にとどまる乳酸菌を発見して商品化しているため、効果も高くなっているようだ。

ビフィズス菌を含むヨーグルト中の乳酸菌は、人によって相性があり、腸への定着率もさまざま。いろんなプレーンヨーグルトを食べ比べると、効果の違いもよくわかっておもしろい。