厳寒の冬、会社の中には、室内でも常に上着を羽織っている人たちがいる。寒さに弱い方々なのかなあとぼんやり見ていたが、男性ばかりなのが不自然。そう、彼らはみな、喫煙者なのであった。
ご他聞にもれず、わが社でも分煙が進んで、いまや喫煙コーナーは外階段の踊り場のみとなった。上着組の男性陣は、寒風吹きすさぶ外へ出てはタバコを吸い、判で押したように「うー、さみ~!」と震えながら部屋に戻ってくる。
皆さんヘビースモーカーなので、外に出る頻度も高い。上着を脱ぎ着する手間を省くためか、体が十分温まらないうちに再び外に出るからか、ずっと上着を着たままなのであった。大変だねえ。