某所に進化医学の解説文を書く仕事上,西洋医学史の参考に読んだ「医学と医療 総括と展望」(文光社)がとてもおもしろかった(5000円もする!当然,医学図書館で借りた)。

基礎科学と医学の共進化という視点で見ると,科学の発展の歴史は,またおもしろさを増す。最終的に,なんとか進化医学の意味づけまでこぎつける。


総合図書館へ図書館カードの更新に行ったついでに,書籍部へ。この,まるで受験生のようなD3生活の中,文学的なもの,精神的なものへの憧れは増すばかりだ。なだいなだ「神 この人間的なもの」(岩波新書),バーネット「小公女」(新潮文庫)などをもとめる。


昨夜は,モーパッサン「脂肪の塊」を就寝前に。

ブール・ド・シュイフほどの悲しみに,今までわたしは遇ったことがあるだろうか。


医学と医療 総括と展望

医学と医療 総括と展望

  • 作者: 後藤由夫
  • 出版社/メーカー: 文光堂
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

脂肪の塊・テリエ館 (新潮文庫)

脂肪の塊・テリエ館 (新潮文庫)