某所に進化医学の解説文を書く仕事上,西洋医学史の参考に読んだ「医学と医療 総括と展望」(文光社)がとてもおもしろかった(5000円もする!当然,医学図書館で借りた)。
基礎科学と医学の共進化という視点で見ると,科学の発展の歴史は,またおもしろさを増す。最終的に,なんとか進化医学の意味づけまでこぎつける。
総合図書館へ図書館カードの更新に行ったついでに,書籍部へ。この,まるで受験生のようなD3生活の中,文学的なもの,精神的なものへの憧れは増すばかりだ。なだいなだ「神 この人間的なもの」(岩波新書),バーネット「小公女」(新潮文庫)などをもとめる。
昨夜は,モーパッサン「脂肪の塊」を就寝前に。
ブール・ド・シュイフほどの悲しみに,今までわたしは遇ったことがあるだろうか。
- 作者: ギ・ド・モーパッサン, 青柳瑞穂
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/04
- メディア: 文庫