クリスマス

光るものと音の出るものが大好きな私は、当然、クリスマスも大好きだ。

なにかを口実に、好きな人に会えることはうれしいし、誰かの喜ぶ顔を見るのがうれしい。

昨日、母といっしょに、とても久しぶりに「ドラえもん」を見ていたら、のび太が、いっしょうけんめいサンタにお願いをしていた。
・・・ドラえもんがいるのに、これ以上何を望むというのだ、のび太。

そういえば小さい頃、サンタクロースに「ドラえもんのポケット」をおねだりした前科がある。
ドラえもんは省いて、ポケットだけを頼んだあたりは抜け目がないようだが、やはり子どもだ。詰めが甘い。
今だったら、もっと性能のいい道具がたくさんある「ドラミちゃんのポケット」にするだろう。

            • -

本日のCD

モーツァルトのモテット「Exultate Jubilate」(「歌え、踊れ、幸いなる魂よ」)を入手。
まるでオペラのような美しい歌で、ずっともう一度聴きたいと思っていた。
何度も繰り返して聴くたびに、うれしくなってしまう。16歳のときにつくったという。

こんな世界が見えて、きこえていたモーツァルト。
きっと、彼が眠りにつくと、天使たちが彼のまわりで歌をうたって聴かせていたにちがいない。
幼いころは、夜になっておふとんに入ったあと。
大きくなってからは、飲んだくれて酔いつぶれたあと。

彼は亡くなる瞬間、何を思っていたんだろう。そのとき彼は、ほほえんでいただろうか。
きっと、ほほえんでいただろうと思う。