日曜は、カソウケンの内田さん、ミクシイつながりのまみぃさん、いしさんとミュージカル「ナイン」へ。
開演前にはシーフォートスクエアのイタリアン「アントニオ」でランチ。おいしいもの好きな主婦4人が集合したのもあって、おしゃべりもお食事も楽しかった。皆さん、ほんとうにありがとうございました!
さて「ナイン」。
詳しいことは、ほぼ日の応援ページを見ていただくとして、いや~、興奮しました。さすが千秋楽だけあって、スタンディングオベーションのカーテンコールが鳴り止まず。ものすごい舞台でした。
別所哲也さん演じるグイード・コンティーニは、心に9歳の少年をもつ40歳の映画監督。古来、ドン・ファン的男性は繰り返し描かれている。しかし、このミュージカルでは「なぜ少年はドン・ファン(もしくはカサノヴァ)になったのか」が、切なくなるほど愛情を込めて語られていた。リトルグイードの歌は、思い出すだけでも涙。
このミュージカルには、男性はグイード(およびリトルグイード)しか出てこない。あとは、彼を取り巻く15人(かな?)の女性たち。彼女たちが全員、すこぶるかっこいいのだ。
大浦みずきさん、純名りささんの美しさと迫力はもちろん、愛人カルラを演じた池田有希子さんが素晴らしかった。
大きな声では言えないが、別所さんが少々かすんでしまったかな~。
監督のデヴィッド・ルヴォー氏はイギリス人。舞台はイタリア。それなのになぜだろう。とても日本的な情感にあふれていたと思う。それは決して違和感でも不快感でもない。現代の日本に生きる日本人たる私の心が、ダイレクトに揺さぶられた。
これはブロードウェイバージョンを観たい!みたいぞ~!!
「グイード~♪」と心の中で歌いつつ家に帰ったら、掃除が終わって、洗濯が終わって、今まさにご飯の支度中であった。
遊びほうけて帰ってきた妻を迎えたメニューは
・ひじきご飯
・鶏だんごと大根の鍋もの
・アスパラのだし醤油かけ
こよなくおいしかった。もうもう、夫に足を向けては眠れませぬ。