ここのところ雨続き。
土曜日の放送大学セミナーは成功。SSKさんに「わかりやすかったよ」と言ってもらえたのがうれしい。ほめられるなんて初めてだ。
とにかく理解しようと熱心に聞いてもらえるので、とても話しやすかった。
業界の人たちは、まず初期設定として「受け身」かつ「批判的」であり、語り手がどのようにおもしろいと言うか、その論理を聞いて初めて「おもしろい」という。そういう人たちに語りかける練習はもちろん、有益ではあるのだが、実に不自由で疲れる。対して今回の聴衆のみなさんは、初めから「きっとおもしろいにちがいない」という期待をもってくださっていたため、反応を見ながらどんどん乗せ、こちらも乗っていくことができた。
SSKさんのときに眠っていた人が、私の話のときに目を開いてくれたのは、ちょっといい気味であった。
その後は、I先生とともに茗荷谷駅前の「日本海庄や」で打ち上げ。当然ビールがメイン。
やはり昔話に流れがちだったが、楽しかった。
日本、そして世界のボルバキア業界というものを、私がまったくと言っていいほど知らない事実に、疎外感と焦らだちをおぼえる。しかし、これは当たり前のことであって、SSKさんに手を引いてもらおうと甘えていた私がいけなかっただけなのだ。
今は自分でやっていけるとはとても胸をはれないが、ひとりでなんでもできるようにならなくてはいけない。
赤星先生、結婚はしなくても「それはなかなかたいへんなことです」。