「でーきーなーいーの~~!」
「やーだーー!!」
この2つの言葉を聞かない日はありません@魔の2歳児。
自分でやりたい気持ちと、それがうまくいかないことへのいらだちと。
「やって! って言ってごらん?」
「○○がいやだったんだよね。わかるけど、××だからダメなんだよ。△△はどう?」
などなど、辛抱強く(もないけど)繰り返す毎日。
・・・と、思わず「繰り返す」と言ってしまったが、昨日、保育園の先生の一言でハッと気づかされたことがある。
お母さんにとっては、“またイヤイヤかー”だったとしても、娘ちゃんにとっては、一回一回が全部違うんですよね。
そうなのだ。
娘が「きーっ」となるのは、毎回毎回、そのケースごとにちゃんと理由があるはずなのだ。
娘が何をしたいのか、どうしてしたいのか、なぜ私は娘の意に添えないのか、代替案は何があるのか、と考えた上での語りかけができたらなあ、と思う。(毎回は無理だけどさ)
娘が「きーっ」とならずに、言葉できちんと「こうしたいの」「これがほしいの」「これはいやなの」と伝えられたときには、「うっわー! 娘ちゃんがちゃんとお話ししてくれたから、ママわかったよ。ありがとーーー!!!」と、できるだけ喜びを表現することに。
「こうしなさい」と言うよりも、こっちの方がよほど効果的な気がするけど、この方法の弱点は、娘がきちんとお話ししてくれたときしか使えないことで、しかもその確率がえらいこと低いことだったり。
しかし、この「方法」という考え方も落とし穴なのだ。
いつも思うけど、育児ってほんと、法則がない。今日の子どもは、昨日とはもう違う。
「こう来たら、こう対応すればいいや」などという浅知恵では、絶対に無理。
もっともこれは、育児に限らず、人間関係すべてに言えることかもしれないけど。
「人を動かす技術」やら「かならず・・・できる仕組みづくり」みたいなbusiness hackがうさんくさいのは、「人間が変わりうる能力」「ひとりひとりが抱えている背景の深さ」に対する想像力が欠如しているからと思う今日この頃。
そうだ。今日のあなたは昨日のあなたではないのだ。
だから、「どーして私が話したことをすぐ忘れるのッ!」と、夫に対してきーきー言うのはやめよう。
毎日、新しい夫に対するつもりで接しよう(笑)