4歳だというAちゃん(女の子)が、我々親子を気に入ってくれて、娘もAちゃんを気に入ったらしい。
しかし、Aちゃんもまだまだ4歳。遊びに夢中になると、周りが見えなくなる様子。
やがて、足で蹴って進む車に乗って、大暴走を始めた。そのあとを、娘がてけてけとハイハイで追い回す。手など轢かれたら困るので、娘のあとを私が追いかける。
これがほんとの珍走団。ぱらりらぱらりら。
いいかげん大変なので、さりげなく娘をキッチンセットに誘導し、適当に遊び始めた。
ほどなく、車に飽きたAちゃんが「入れて~」とやってきた。10ヶ月児の遊びに入れてほしいとは、チャレンジャーですな。
やむなく、4歳児と0歳児を相手のおままごと、という難行に取り組む。
A:「じゃあ、りんごでつくってあげるね」
私:「お願いしまーす」
A:「りんごはこれでいいですか?」(おもちゃのりんごを手にして)
私:「もっと赤くて大きいのがいいなー」
A:「じゃ、これでつくりまーす」・・・とんとんとん。(包丁で切るマネ)
娘:「まんまー」
私:「そうね、まんまだね~。わあ、Aちゃんお料理上手!」
A:・・・ととととととととと。(すごい勢いでりんごを切り刻む)
娘:「まんまんまんまんまー」
私:「まんまおいしそうね~。さて、りんごで何ができるのかな?」
A:「?」
私:「そっか、そのまま食べさせてくれるのね」
A:「うん。はい、できました」
私:「わあ、おいしそう。ありがとう。もぐもぐもぐ」
娘:「まんまー」
こんな感じでずっと。その間、Aちゃんの真似っこしたがる娘を、さりげなく包丁(おもちゃだけど)から遠ざけたり、おもちゃを取らないように抑えたり。
Aちゃんのおばあさま、微笑ましげに見守っていらっしゃいましたが、もう少しヘルプしていただけると嬉しかったな、と。
乳幼児二人を相手にするのが、これほど大変だとは。二人以上お子さんのいるご両親、そして保育士さん方を、心から尊敬いたしますです、はい。
(でも、兄弟がいるとおもしろそうだな、とちょっと思った)