気持ちの整理がついた

先日からこだわっていたことに、やっと気持ちの整理がついた。

実は、部長に妊娠を告げたとたん、今まで私がリードしていた研究テーマの下期計画書で、私は筆頭者から2番目に落とされていたのだ。

まだまだ体は動くし、来年の4月半ばから休みをいただくまでは、私が責任をもつと部長に言っていたのに。つわりで体が思うように動かなくても、チームの誰よりデータを出していたのに。

帰宅してから、思わず夫の前で涙をこぼしたほど口惜しかった。


抗議しようと、何度も考えた。どのように、いつ、誰の前で言ったら効果的だろう、と頭を巡らせた。

しかし、結論から言おう。ついに、文句も泣き言も言わずにすませたのだ。


その後、研究テーマミーティングがあったのだが、筆頭をおろされたことなどは夢にも気づかなかったふりをして、ばっちりと研究計画書をつくりあげて持ち込んだ。

チームのみんなに大変好評だった上、ほぼその路線で進むことになったため、かなり溜飲が下がった。誰も口には出さないが、とてもよい扱いも受けている。


大切なのは、自分で納得の行く仕事ができることなのだ。誰がなんと言おうと、実際にこの研究をコンダクトしているのは私である、と、私が私に胸を張れれば良い。


おなかの中のちいさな桃太郎よ。まだまだ未熟なかーちゃんだけど、信念と志だけは大切にして生きていくからね。