一度使ってみたかった2ch用語。
昨夜帰宅すると、会社から配属通知書が届いていた。うれしいことに新婚遠距離生活は免れた。やったー!
配属されるチームは、どうやら今までの私の仕事とはあまり関係ないところだが、会社が今もっとも力を入れている分野のひとつなので、やりがいは十分。
帰りにビールを買って帰ったのは正解だった。
そうでなくても飲むつもりだったけど(少しだけね)、祝杯となればおかずもグレードアップしたい。
風邪やインフルエンザが流行っている折から、体を温めるメニューにしてみた。
・「鶏と根菜類の生姜煮」
鶏もも肉をぶつぶつと切って、ごぼう・にんじん・里芋、および生姜どっさりと一緒に煮込む。味つけは普通に砂糖・しょうゆ・みりん。
・「チンゲン菜とエビと椎茸の中華煮」
冷凍のむきえびをさっと下ゆでして臭みを抜いておく。ごま油でニンニクを炒め、チンゲン菜とエビを炒める。鶏がらスープを投入して、椎茸をどっさり、塩コショウで味を調えて少々煮る。最後に薄くとろみをつけてできあがり。
実は夫はキノコ類全般が苦手である。しかし私は大好物なので、一人のときにこれでもかとばかりにキノコを食べる。今日も、花どんこを一人で3つも平らげてしまった。
ときどき、無性にある食材が食べたくなることがある。それは、体に必要な栄養分を摂取するための野性の本能だと思っていたが(←野蛮人)、好き嫌いの多い人はどうなんだろう。
特に、日常よく登場する食品が嫌いな場合、ある日突然、それに含まれる栄養素の欠乏に体が耐えかねて、無性に食べたくなる・・・なーんてことは、ないか。
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食べ物の話ついでにもうひとつ。
最近、食に関わる夫の性向を把握しつつあるのだが、食いしん坊万々歳の私からすると、これが非常に興味深い。
1. キノコ嫌い。
これはまあ良い。ビタミンB・Dやβ-グルカンが不足するくらいだ。よく理屈はわからないが、ダシになって、元の姿をとどめていなければ食べられるらしい。
2. なじみのない食材や味、調理法に警戒心を示す。
一緒にスーパーに買い物に行く。新妻の至福の時間。
並んでいる食材を見ながら、「あれとこれとそれを、あーして、こーして食べるのはどう?」と甘くささやくと、「なるほど」もしくは「ふーん」という煮え切らない返事が返ってくることがある。それは間違いなく、今まで出したことのない料理を提案したときである(決して突飛なものではない)。
むっとして「やなの?」と聞くと、「そういうわけじゃないけど、どういう風になるのか想像つかないから」と言う。
もし本当に想像がつかないのなら、とりあえず「おいしそう」なり「おもしろそう」なり、前向きな返事が欲しいわけだ。それでこそ、腕を振るうモチベーションも上がるというものなのだが、なかなかわかってもらえない。結局いやなんじゃん、と思ってしまう。
しかし一方で、料理の本で写真を見せながら「これはどう?」と聞くと、変わったものでも「おいしそう」と言う。
どうやら、食材と調理法だけでは味の想像がつかず、できあがりの見た目を見るまでは信用できないらしい。
居酒屋で、文字だけのメニューのときと、写真つきのメニューのときでも、上に述べたような反応が再現性よく得られる。
また、最初の説明で難色を示した料理も、無理やりつくってみると、調理途中から匂いに惹かれだし、口にするとおいしいと言ってくれる。
実証されたもののみを信じるというのは、科学者の態度として間違ってないけど、イマジネーションも大事なのではと思う新妻なのでした。