Eくんが、解剖しようとしたハチを逃がしました。
この研究室ではよくあることです。
そのため、ハチを捕獲するための捕虫網が常備されているのですが、これが摩訶不思議なシロモノ。
網の部分はカラフルな花模様、柄はどういうわけかビニール傘の先端にくくりつけられています。
おそらく、大昔の先輩の手づくりだと思われるのですが、どういう意図でこのようなデザインにしたのかは、まったくの謎です。
エンドウくんがそのビニール傘つき花柄捕虫網を振り回しているうちに、ハチは天井の配水管のかげに入りこんでしまいました。
ウーン、と見上げていると、SSKさんが楽しげな顔をして、片手に輪ゴムをもってやってきました。
「これ、輪ゴムで落としたら昼飯おごってくれる?」
いいですよと言うと、狙いを定めて一投。みごとにハチを打ち落としたのです。
しかし、氏は外にランチに出かけてしまったため、池袋にMOドライブを買いに行ったついでに、ユーハイムのお菓子をおみやげにしました。
ラングドゥシャをチョコレートで包んだもの10コ入り、500円也。
みんなでお茶をしつつ、いただきました。
でも、なんでEくんが逃がしたハチなのに、私がお菓子をおごらなくてはいけないのでしょう。
捕虫網よりもナゾです。