発表を控えて

水曜日、研究室の勉強会で発表をしなければならない。

厳しいことがわかっているので、少々ナーバスになっている今日この頃。


ふだんよりも早く研究室に来て、サザンの結果を見る。

・・・1時間の露光じゃなんにも見えない。

アイソトープが、かなり弱っているはずなので(100分の1くらい?)、こんなものか。


とりあえず、もっと露光時間を延ばしてみることにして、

「東京アマデウス管弦楽団」第56回演奏会へ。

修士1年のS君が、バイオリンを弾いているのだ。


スメタナ「わが祖国」全曲、というプログラム。さすがにしんどいが、めったに聴かないのでおもしろかった。

休憩時間に、Mさん、Sさん、Pさん、Rとそのお友達に会う。

演奏終了後、ふたたび研究室へ。


軽く腹ごしらえをして、ふたたびサザンの結果を見る。

だめだ。スタンダードの濃い方2つのシグナルしか見えない。


気落ちして部屋に戻ってくると、電話が鳴っている。

もしかして、と思ったら、やっぱりSSK氏だ。

今日は飲みに行っていらっしゃるはずだが、結果を心配してかけてくださったのである。

はかばかしくない結果をご報告する。


「そうか~。もしかして、バチっと出てるかと思ったんだけど」

・・・ああ、胸が痛む。


それにしても、休日に楽しく飲んでいるのに、仕事のことを忘れないという姿勢には頭が下がる。(デートなんだろうと思うとシャクではあるが)

最後の望みをつないで、オーバーナイトで露光してみることにする。


さあ、レジュメと原稿づくりに励もう。

しかし、地下は底冷えがする。