水曜日、研究室の勉強会で発表をしなければならない。
厳しいことがわかっているので、少々ナーバスになっている今日この頃。
ふだんよりも早く研究室に来て、サザンの結果を見る。
・・・1時間の露光じゃなんにも見えない。
アイソトープが、かなり弱っているはずなので(100分の1くらい?)、こんなものか。
とりあえず、もっと露光時間を延ばしてみることにして、
修士1年のS君が、バイオリンを弾いているのだ。
スメタナ「わが祖国」全曲、というプログラム。さすがにしんどいが、めったに聴かないのでおもしろかった。
休憩時間に、Mさん、Sさん、Pさん、Rとそのお友達に会う。
演奏終了後、ふたたび研究室へ。
軽く腹ごしらえをして、ふたたびサザンの結果を見る。
だめだ。スタンダードの濃い方2つのシグナルしか見えない。
気落ちして部屋に戻ってくると、電話が鳴っている。
もしかして、と思ったら、やっぱりSSK氏だ。
今日は飲みに行っていらっしゃるはずだが、結果を心配してかけてくださったのである。
はかばかしくない結果をご報告する。
「そうか~。もしかして、バチっと出てるかと思ったんだけど」
・・・ああ、胸が痛む。
それにしても、休日に楽しく飲んでいるのに、仕事のことを忘れないという姿勢には頭が下がる。(デートなんだろうと思うとシャクではあるが)
最後の望みをつないで、オーバーナイトで露光してみることにする。
さあ、レジュメと原稿づくりに励もう。
しかし、地下は底冷えがする。