N嬢がパーマをかけた。
F研のIさんもかけた。
私はといえば、シンポジウム騒ぎにとりまぎれて、2ヶ月近く放ってある。
こんなことではいかん。と反省する折りしも、池袋の地下道で声をかけられた。
自称・都会の妖精としては、キャッチの兄ちゃんと道をたずねる人の区別はつくはずだったが、不覚。
池袋は美容室が多く、競争が激しい。私が行っている、西口の「Accent」の人もそう言っていた。
この客引きさんは、北口の美容室の人だとか。
「今、髪伸ばしてるの?」
「いえ、違います」
(・・・切りたくても、暇がなくて切れないんだよぉ!)
「ネイルとか、どう? 今、爪は・・・」
「伸ばせないんですよ。仕事の都合で」
「塗ったりとか、しないの?」
「すぐ取れちゃうんで」
(・・・薬品で)
「メイクとかはどうしてるの?」
「いえ、全然」
「ふだん、どれくらい時間かけてる?」
「10分以内かなあ」
(・・・5分以内かも)
「そうか・・・うーん・・・でも、やっぱ髪型とかメイクとか、興味あるよねえ。女の子だし」
兄ちゃんも、ずいぶん困ったんだろう。とにかく、「病院に予約入れてあるので」と振り切った。
これでも、きちんと気合い入れておしゃれすれば、見られないことはないと思うのだが。
・・・でもやっぱり、可及的速やかに美容院へ行こうっと。
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先日のハチ
迷いバチの正体を、3階のN中教授に聞きに行ったところ、
寄生バチである「ヒメバチ」の一種と判明。
さすがはN中先生。
たまたま居合わせた麗しき女性研究者・S行寺助教授が、
「ところであなた、このハチどうしたの?」
とおたずねになる。
「研究室に入ってきたのを、つかまえました」
「で、どうしたの?」
「アルコールに漬けました」
「ま~、かわいそう!」
ご自分は、いつもウニを大量殺戮なさっているくせに~。