美食の日

今日のお昼は、指導教官のP助教授に「びふてき」をおごっていただく。
ほんとうは「びーる」もほしかったな~と思っていたら、ラボの一部の人々が、「びーる」つきのランチをとっていたことが発覚。
しかし、「びふてき」はやはり、心を豊かにする。
ゆとりで、あら、そう?と言える私。

必要に迫られて、今度イタリアで開かれる学会の事務局にメールを出す。
当然のことながら、英語だ。
いきなり、一行目からつまずく。
「Dear ○○」しか、出だしのレパートリーがない。
(女子高生時代によく書いたし。「Dear ななちゃん」とか)
事務局宛だと、どうすればよいのだろう。「御中」に当たることばはないのか?
あわててネットで検索して、
「Dear Sirs:」という言い方を見つける。
いいのだろう。「なんだとぉ~」と怒られる言い方でもあるまい。

K塾で3時間、めいっぱい受験生の面倒を見る。
フェローという個人指導専門の講師なのだが、ほとんど「なんでも相談室」である。
実にいろいろな質問が来る。

「シーラカンスってなんですか?」
(・・・そんなことシーラカンス・・・とは言えない)

「今日の授業で、先生がなんか言ってたんで、とりあえずノートとってきたんですけど、何が言いたかったのかわからないんです。教えてください」
(おーい、その先生に聞け~。っていうか寝ながらノートとったろ。読めないぞ)

「発生って結局どういうことなんですか?」
(結局って・・・)

「俺、将来なんになったらいいっすかね~」
(それこそ、そんなことシーラカンスだぁ~)

そういった質問に、眉ひとつ動かさず、にこやかに答える。
お給料をもらっても許されるだろう。

さて、夕ご飯は、なんと鯛である。
なんの脈絡もなく、鯛の煮付け。おいしかった。とりあえず、めでたい。

「どっちの料理ショー」を見ていたら、シュークリームが食べたくなった。
これを食べたら、究極の美食の日だなあ。

今日もまた、よい一日でありました。