2001-06-28から1日間の記事一覧

満州事変のころ

金子光晴「西ひがし」より: 人間のうえに築きあげた土台がくずれゆく気配について、けぶり一つ感じとっていないのは、 人々がおろかでも、特別に感性が鈍磨しているわけでもなく、 互いに頼りきってしか、一刻を安堵して生きられない人間の じぶんたちがつ…