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巣鴨プリズン―教誨師花山信勝と死刑戦犯の記録

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敗戦後、死刑囚をふくむ戦犯たちを収容していた拘置所、巣鴨プリズン

ここで初代の日本人教誨師をつとめた花山信勝師の伝記である。


現在、巣鴨プリズンそのものは残っていない。その跡地には、東京・池袋のサンシャインシティが建造されている。

数多くの戦犯の絞首刑が執行された刑場は、サンシャインシティ近くの東池袋中央公園のあたりにあったということだ。


戦後すぐ、物心ともに大混乱の極みにあった時期に、多くの日本人が戦犯として逮捕され、有罪になった。

戦争によるアジア諸国への罪、戦った相手国への罪、そして日本および日本人への罪は疑いようもない。

しかし、その罪は誰が負うべきなのか、誰がどのように償うべきなのか。

戦争犯罪人とする、場合によっては死刑とする判決を、どのように受け入れるべきなのか。


それを戦犯たちに教え諭していく役割を引き受けた花山師の、悩みと、迷いと、行動の軌跡を読んだ。