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なぜママは働くの?

育児

今、娘はまだ2歳だが、そのうち「お母さんはどうして働いているの?」と聞くだろう。

そのとき、なんと言って答えようかと考えていたとき、海外の代理人からのレターで、しばしば見かけるこんな言葉を思い出した。


We appreciate the opportunity to assist you in the prosecution of this application.

(私たちは、この特許出願の手続きを進めるにあたって、あなたを手助けできる機会をうれしく思います)


サービス業であれば(でなくても)、きっとどこでも使われているだろう、ありふれた社交辞令。

でも私は、文字通りのこの言葉が表す内容が、とても好きだ。


自分が働くことの喜びは、あなたの助けになることそのものだと、明朗に宣言しているから。


だから、今の時点で答えるとしたら、きっとこうなる。


「どうして人は働くの?」

ーお互いに助け合うため。そして、誰かを喜ばせることが嬉しいからだと思うよ。


「働きに出ていないお母さんは?」

-子どもとお父さんを助けて、喜ばせているでしょう。それがお仕事。


「じゃあ、どうしてママは、外で働いているの? なぜ私とパパだけを助けるだけじゃダメなの?」

-ほかにも喜んでもらいたい人がいるから。ママにできることであれば、ママが助けになりたいから。でも、それは決して、あなたとパパが大事じゃない、ということではない。いつもあなたのことを一番に考えているよ。


「病気で動けない人は、働かなくてもいいの?」

-生き続けることそのものがお仕事なんじゃないかな。その人を大切に思う人は、それだけで嬉しいと思うよ。


「子どもは、働かなくてもいいの?」

-周りの人のお手伝いはできるでしょう。自分のことを自分でできるようになる練習もお仕事。たくさん遊んで、たくさん食べて、元気な体と心をつくって、大きくなるのもお仕事。大きくなって、たくさんの人を喜ばせることができるように、いろんなお勉強をするのもお仕事。


いつかまた、私の考えは変わるかもしれない。

でも、これが、今の私ができる精一杯の答え。