みんなに育ててもらう

今住んでいるところは下町で、子連れで出かけようものなら、町の人に声をかけられないことはまずない。

子連れどうしで目が合えば、当然「こんにちはー」。

子連れと犬連れでも、「あ、わんわん!」「あらこんにちは」。


買い物に行けば行ったで、お客のおじさんが「お、ほら、鼻でも拭け」とポケットティッシュをくれるし。

保育園からの帰りには、商店街のお店のおばちゃんが、「あらー、娘ちゃん(名前おぼえられてる)、あんよして偉いねー。おばちゃんも一緒に帰ろうか」と、2歳児の歩みにつきあってくれる。


こんな調子なので、小学生たちもちゃんと大人と話ができる。

同じマンションの子たちは、全員挨拶ができる。

公園で、小学生の男の子がおもちゃの銃をパンパンやっていたので、「気をつけてねー」と声をかけたら、「これ、弾入ってないからだいじょうぶです」と、ちゃんと敬語で説明してくれた。「あ、そうなんだ。ありがとう」と言ったら、寄ってきて、そのおもちゃの仕組みをいろいろ解説してくれた。


私が育った地域に近いこともあり、こういう空気の中にいるとのびのびする。


保育園は保育園で、感謝以外の言葉はないくらい良くしてくださる。

子どもをよく見てくださるのはもちろんのこと、親(私)の相談にも実に親身に乗ってもらえる。

降園時のコミュニケーションに加え、連絡帳に書いた相談事にも、しっかりお返事を。


恵まれた環境を与えられたことにしみじみ感謝。