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科学を短歌によむ

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先日、I書店のSさんにお会いした際、いただきました。ありがとうございます。

科学を短歌によむ (岩波科学ライブラリー 136)
諏訪 兼位
岩波書店 (2007/10)
売り上げランキング: 167484


本当に美しい本です。

名古屋大学の理学部長でもいらっしゃった地質学者であり、朝日歌壇常連の歌人でもいらっしゃる諏訪先生が、数々の科学者・技術者の短歌を紹介しています。


科学者で歌人というと、斎藤茂吉とか、湯川秀樹とか、宮沢賢治(賢治はこの本には登場しませんが)くらいしか知らなかった私。

これほどたくさんの科学者、技術者が、研究や医療の現場を三十一文字に詠んでいたとは!


詠まれる題材は、研究対象そのものの魅力であったり、研究に対する思いであったり、また、戦争を含む生活への視点であったり、とさまざまなのですが、いずれにも通底する骨太な美しさがあります。

何かに似ている、と考えて思い当たりました。

中野重治のような労働文学のある種のもの、その中に光り流れる叙情が、科学者・技術者たちの短歌にもあるような気がしました。


一読、自分でも短歌を詠みたくなることうけあいです。と書いて思い出したのですが、高校時代、私わりとつくっていたのですよね。

また始めようかな。