のんびり健診

一日有休をいただいて、健診へ。

子どもは順調に大きくなっており、小さ目と言われていた頭囲も週数相当になっていて一安心。ほっぺがふっくらしてきて、なんだか赤ちゃんらしくなってきた。かわいいぞ!

しかし、まだまだ逆子問題は継続中。今朝まで直っていた感じだったのに(上のほうを蹴って、下のほうでしゃっくりしていた)、診察する頃にまたくるりん。

おーい、頼むよ~。この病院は早めに分娩方針を決めるようなので、次の健診時には下向きに落ち着いていてくれると、かーちゃんとってもうれしいです。お願い、頼む!いい子だから直って!


私のほうは、前回の血液検査の結果、ヘモグロビン値も血糖値も問題なし。相変わらずむくみ・尿糖・尿蛋白なーんにもなし、の優良妊婦。うれしい、うれしい。まったく貧血にならないのは、育児品部門の皆さまからいただいた妊婦用栄養補給ミルクのおかげだろうか。ありがとうございます。

ちなみに体重は、妊娠前+7キロ。もうすぐ9ヶ月にしては、優秀なペース、だと思う(注意もされないし)。とは言え、胃が圧迫されてあまり食べられないのは困りもの。


春めいた日差しの中、久しぶりに都会へ出る。明日は夫の誕生日につき、プレゼントを物色♪

平日の昼下がり。いつも会社でお仕事三昧の時間に、街をのんびりお散歩するのは幸せだ。もう、何を見てもうれしい。カフェで3時のお茶なんかしたりもできるのだ。産休に入ったら、毎日こんな感じなんだろうか。く~っ!待ち遠しいぜ。

うれしくて、帰宅後には張り切ってお洗濯など。仮の専業主婦生活を楽しんだ。


現代の就労女性のうち、妊娠・出産を機に仕事をやめる女性は、なんと7割だそうだ。裏を返せば、妊娠後期のこんな時期まで働いている女性・その上産んだ後に職場復帰する女性は3割しかいないということ。ワーキングマザーって、思ったよりマイノリティなんだなあ。


母がずっとフルタイムで働いていたせいか(今月で退職)、結婚しても出産しても、仕事を続けるのが当たり前のように思っていた。しかも中学・高校は女子校で、教師もほとんど女性。先生方は皆さん、涼しい顔で(と当時は見えた)家庭と仕事を両立していらした。

しかし、私の親や先生方の世代は、実はもっとも専業主婦の多い時代でもある。ワーキングマザーのロールモデルを見て育った同世代は少ないのだろう。


働きながら出産するのはやっぱり大変だから、仕事をやめる女性が多いのもわかるし、働くなら子どもを産まないという選択をする女性が増えるのもわかる。どちらを批判する気もない。ただ、自分がそのどちらでもなく、マイノリティであるのは、しんどい。

母性信仰派の方々の「わざわざ自分も子どもも苦労するなんて物好きな」という目、キャリア第一主義の方々の「仕事のペースダウンなんて虫がいい」という目。人の目なんてどうでもいい、と腹をくくればいい話だけど、積み重なるとダメージ大きいのだ。

こういうときに嬉しいのは、同じ立場の人脈。理系の職場だからか、今の勤務先にワーキングマザーが多いのは、本当にありがたいと思う。子どもが生まれたら、また新しい人のつながりもできるだろう。それが楽しみだ。


ちょっとしたできごとやニュースの捉え方が、妊娠前とはまったく変わっている(夫も同じだと言う)。生まれる前から、これほどのものを与えてくれている子どもに、心からありがとうを言いたい。

生まれてきたら、いろんなものを一緒に見よう。いろんなことを一緒にしよう。

もう少しで会えるんだね。お母さんもお父さんも、本当に楽しみにしているよ。