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恩師、石川統先生の葬儀。


あまりといえばあまりに突然で、まだ信じることができない。

訃報を聞いたのは水曜日。昨日のお通夜にはどうしても行くことができず、今日のみのご挨拶となった。

大勢集まった方々のうち、誰一人としてお見送りまで帰ることはなかった。


門下生の皆さんと、もっと早く、こんなことでなく、先生を囲んで集まりたかったと繰り返した。

遺影を見続けることなど、とてもできなかった。


信じられないのは皆同じ様子だった。

「なんだかそのへんから普通に歩いていらっしゃるような気がする」

「例の"セニョリータ!"でね」

「1万円札が出てきて、"ビール買ってきて"が始まりそう」

「柿ピーとチー鱈と・・・:


私にとっては、1月の結婚式で、お元気な姿でスピーチを下さったのが最後だった。

右も左もわからなかった学生時代から、少しはお話できることも増えてきたと思っていたのに。

最後まで不肖の弟子であったことがひたすら口惜しく、やるせない。