面接

さて、昨日に引き続いて、院試の話題。


1日目には筆記試験が行われる。科目は、生物と英語のみ。

それを先生方が必死で採点し、順位をつけ、それをもとに行われるのが2日目の口述試験である。


生物科学専攻は、動物・植物・人類・進化と4つの大講座にわかれ、各大講座に研究室が所属する、という構成。

筆記試験は専攻全体で共通の問題だが、口述は各大講座にわかれて行われる。

わが動物学大講座の志望者は、今年は60人を超えたとか。専攻全体で60数人取るわけだから、けっこう高倍率といえよう。


動物の口述試験は、大講義室とよばれる、2号館の中でも大きめな部屋で行われる。

階段教室の座席にずらっと教官の方々が並び、受験生はたったひとりで教壇に座って試問を受けるのだ。これは緊張する。


私の場合を再現すると、司会の先生が、まずは無難な話題をふってくださる。

「試験の出来はどうでしたか?」といったものだ。

答えると、「ま、あなたは成績も問題ないでしょう」などと告げられ、「それでは、指導教官に志望しているP先生から何か、ありますか?」と質問者交代。指導教官からは、やってみたい研究や、修士を取ったあとの進路の希望、その他諸々の質問がある。

合格間違いなしの人の場合、だいたい5分もかからずに面接は終わる。


今朝9時半から面接を受けてきたわれらがIくんのばあいは、「2分くらいで終わりました」ということだった。

P先生になんて聞かれたの? と問うと、「勉強しましたかって聞かれました」だそう。

面接だからといって、きっちりスーツを着てくる人もいるが、だいたいは普段着。

ただ、私の同期のAくんは、足元まで普段着(つまりサンダル)で来て、さすがに叱られたんだとか。もちろん優秀な彼は合格した。


面接を終えた人やこれからの人が、研究室のお茶部屋に吹きだまっている。

N嬢は「猫をかぶっている」とからかわれたらしい。うち続く面接に疲れた先生方は、ときどきそうやって受験生であそぶのだ。

学部の同期、唯一の子持ち受験生であるKくんも来た。彼女は体が弱いので、健康状態や子どもについて聞かれたんだとか。

「ほっとした~!」と伸びをした後、「さ、お迎え行かなくちゃ」と保育園へ。

母は強し。


なにはともあれ、受験生はみんな、これで解放された。よかった、よかった。

「さあ、詰め込んだことみんな忘れよう」と張り切るIくん。

なにも無理して忘れることもないと思うぞ。