何の変哲もない一日

先月は、わが研究室がシーケンサーのメンテナンス当番だった。

シーケンサーはDNAの塩基配列を読む機械で、たいへんお高いため、各研究室合同で使っている。

(ただし、最近はいろんな研究室が自分のぶんを買っている)

メンテナンスも回り持ちで行う。


シーケンサーを一番よく使うのが私なので、メンテナンスは私の仕事。

先月中は、ついついとりまぎれてできなかったので、今日の昼下がりにやった。


途中、少しとまどって、あわてて最寄りのK研・MさんにSOS。

シリンジのOリングがつぶれていたのが原因だった。大したことじゃなくてよかった。

どうも共通の機器を扱うのは緊張する。


その後、卒研生のIくんの実験を見る。

昨日、いい具合の結果が出たので、さらに明日が楽しみ。今日はその準備。


あとは、試薬をつくったり、プロトコールを整理したり、と、いたって平凡な一日。


国際発生生物学会で、隣の研究室の人たちが出払っている。

なんとなく静かでさびしい。