Category: 博士2年

LB培地をつくってオートクレーブし、熱々なので水につけて冷やそうとした。・・・みごとに、音もなく、水の中で瓶が割れた。つくりたての培地が見る間に流れ去る。水の泡とはこのことを言う。

幸い、H君が来ていたので、彼のLBを少々わけてもらうことに。



休日につき、虫の世話をして、大腸菌を植えて、論文読み会の準備を始めて帰宅。

ホワイトデーにつき、研究室には甘いものがたくさん。これでしばらくエネルギー源には困らない。



5月、応用動物昆虫学会の韓日合同会議に行けることになった。その要旨を書き上げる。やっと、見切り発車ではなく、要旨らしい要旨が書けるようになった。



 今日はお料理当番。といっても週末なので、酒のつまみさえつくればよい。麻婆豆腐、ほうれんそうのなめたけ和え、にんじんのみそきんぴら、じゃがいもとチーズのかりかり炒め、口直しに、なす・きゅうり・大葉・みょうが・おくらをひたすらみじん切りにしてポン酢でさっと和えたもの。

・・・どこからどうみても、酒飲みのメニューである。

プラスミドをとる部屋に、最近ツメガエルの水槽が入った。ふと横を見ると、四肢をだらしなく広げ、中性浮力をとって、ぽかーんと水中で直立している姿がいくつも。毎回ギョッとする。アルビノだから、よけい土左衛門(見たことはないけど)を連想してしまう。



実は分子発生のT先生はカエルが嫌いである由。「仮面の告白ですよ」とK先生がうれしそうに教えてくださった。あのムチムチした太ももが、どうにも生々しくて苦手であるらしい。「でもちゃんと奥さんはいらっしゃるんですよね」と申しあげたら、「また何をわけのわからないことを」と叱られてしまった。



夜は文学座の山谷典子嬢が出演している「ドン・ジュアン」を観に、SMさんと世田谷パブリックシアター。山谷ちゃんは、村娘シャルロット役。「ドン・ジョバンニ」で言うところのツェルリーナに当たるだろうか、とてもかわいくて、フレッシュで、コミカルでよかった。はまり役だ。楽屋におじゃましておしゃべり。つい、女子高のノリに戻ってしまう。

主演は渡辺徹さん。幼児性を秘めた希代のプレイボーイを演じて魅力的だった。爪を噛みながらそっぽを向いて、父親の叱責を受ける横顔が、身近な男性の何人かを思い出させる。



ご飯はスペイン坂で。白ワインを各1杯、牛タンのグリーンソース、フレッシュトマトとバジルのピッツァ、菜の花ときのこのパスタ。思わず駒場時代の女子大生に戻って、おしゃべりに時を忘れたSMさんと私であった。

お昼はMさんと「gout」で。きのことホタテと山芋の雑炊セット、1時過ぎなのでアイスコーヒーつきで780円也。ごちそうになってしまった。

すさまじい花粉飛散量。部屋に人が出入りする度、くしゃみが出てとまらない。

涙目で、鼻をすすりながら廊下を漂っていたら、N先生が「花粉症かい?」と声をかけてくださる。特に薬は飲んでいない旨お話したら、「ちょっとおいで」と小青竜湯をひと包み、わけてくださった。おかげで、少し楽になる。



新婚のR君が、故郷のバングラデシュより戻ってくる。とてもりっぱな金の指輪をはめて、にこにこしている。ちなみに結婚式のお客さまは600人だった由。

わかりきったことであるが「今、幸せ?」と聞いてみた。「そうでもないよ」という答えは照れ隠しだろう。R君もずいぶん日本化されてきた。

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