Webとのつきあい方

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 4のはてなブックマークは、幅広い情報を手に入れるには、非常に便利なツールであると思うし、コメントを介したユーザどうしのコミュニケーションがとても楽しい。私にとっては、とても大切なサービスだ。
 ただ、仕事に直接役立つか、そこから得られた情報でメシが食えるか、となると、残念ながらそこまではいかない。
 私の日常の仕事は、発明を理解し、ビジネスや産業に役立つ特許にすることだ。はてなブックマークを介して幅広く集めた情報は、科学や技術、知財について、自分のものの見方が偏らないように是正したり、新鮮なモチベーションを保っておくことには役立つ。しかし、いくら漫然と情報を集めたところで、明細書が書けるようにはならない。

 5のtwitterは、新しいニュースをいち早く知ったり、仕事や生活上でつながりのある(あるいはつながりたい)人と交流するのには、とても便利なツールだ。人によってはこれでメシが食えるだろう。しかし、はてなブックマークと同じように、やはりtwitterで集めた情報では明細書は書けない。

 インターネットに溢れる情報は、どうしても玉石混淆だし、断片的なものになりがちだ。信頼できる情報とできない情報を選り分ける手間と時間は、非常に無駄なものに感じられ、ストレスになる。また、知識や理解の程度がばらばらな人がそれぞれのスタート地点から論じたものを寄せ集めるより、専門家に聞くか、専門家が書いた書籍を一冊、通読した方が私には良いと感じられる。

 したがって、仕事上で実用的な情報を得る手段としては、リアルの人間関係や書籍にくらべてwebの重要性はやや低い。「コンテンツが薄い・足りない」という印象が強いからだ。
 今後、リアルの世界のさまざまな分野で業績を挙げている人たちが、自分のもっているノウハウや哲学をどんどん公開し、それらの情報に少ない手間でアクセスできるようになれば、この状況は変わっていくのではないかと期待もしている。

 たとえば日本の研究界を見ても、リアルに価値や利益を生み出している人たちが、もっともっとwebに参入する余地があると私には感じられる。セキュリティの問題も含めて、情報を公開することにはリスクがあることは確かだ。リスクをできるだけ低くし、リスクに対する不安を上回る「いいこと」が、webの未来にはあるはずだ、と思って行動する人が増えれば、きっと未来はそのように変わるだろう。

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