科学と生活のイーハトーヴ

Seeking for Ihatov – Utopia – of Science and Life

マジで泣いちゃう5秒前

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とあるベンチャーさんのプレゼンが長引き、終業が遅くなった。(でもおもしろかった)



疲れたよぅ、一刻も早く帰りたいよぅ、と思いながら、週番で当たっている実験室の定時機器チェック。いつものようにチェック表を手に取ると、先輩からの伝言ポストイットが貼ってある。曰く「定時チェックと一緒に、消耗品チェックもお願いします」・・・思わずその場にうずくまってしまいたくなった。

消耗品チェックとは、実験室のいろいろな備品の在庫を確認して、一定の数だけなかったら、倉庫まで取りに行って補充するというもの。月1で、定時チェック当番の誰かがやることになっているのだが、なぜか私は当番の度にこれをやるハメになっている。

いつもなら何でもない作業だけど、なぜか今日はとんでもない負担に思えてしまった。3階から降りて、別の建物の4階まで昇って(エレベーターなどナシ)、荷物を抱えてまた戻る。情けないことに、考えただけでうっすらと涙が滲んでしまった。



とりあえず「明日以降にやらせてください」という伝言を残して、定時チェックを終えて帰路に着く。疲れのせいか、神経が高ぶっているのがよくわかった。

最近、明らかに注意力が散漫になり、思考力も低下しつつあるので、毎日の仕事ではめいっぱい気を張っている。8ヶ月半ばのお腹は重く、張れば痛く、息苦しく、腰も痛い。それでも、当たり前のことは当たり前にやろうと頑張ってきたのだが、ぷっつりと緊張の糸が切れた感じ。

歩きながら「お母さん」とつぶやいたら、どっと涙が出てきた。



当たり前にできることから逃げようとも思わないし、何も言わないで察してほしいとも思わない。これからはどうしたってフォローしてもらうことも増えるのだから、なおさら頑張りたい。

でも、そこまでして働きながら子どもを産み育てることが、いいことなんだろうか、と今まであまり考えなかったことを思い浮かべてしまった。

仕事は、仕事だけしていればよい健康な男性(と女性)に任せて、能のない私のようなオンナは引っ込むべきなんじゃないか、とまで落ち込んだ。



でも、これは私が子どもに伝えたい考え方ではない。断じてないのだ。たまたまハンデを背負っていない人しか思い通りに生きられない世界、それを受け入れなさいと子どもに言うことはできない。

今日は思わず「お母さん」と泣いてしまったけど、今度は私が母になるのだ。自己憐憫の涙を流すのはやめよう。



家に着いて、いつもどおりに米をとぎ、いつもどおりに味噌汁の出汁をとり始めたら、だいぶ気持ちが落ち着いた。

WBCの日本選手たちの活躍はやっぱり元気が出るな~。

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